2013年03月11日
WBCはやっぱりいい

WBC。この季節にしびれる戦いが見れるのがイイ。
始まる前は、USのメジャーリーグ機構と配当でもめて、日本代表の参加が危ぶまれてましたし、
監督人事でもめ、参加選手にメジャー所属選手に全員断られて、小粒だなんだと言われましたが、
始まってみれば、いい試合ばかりで、しびれますぜ。これは。
昨日のオランダ戦こそHR攻勢でフルボッコ楽勝でしたが、それ以外は厳しい戦いばかり。
台湾戦は昨季までメジャーの王建民にがっちり押さえられ、あわや完封負けかと思いましたが、
なんとか8-9-10で逆転は見事の一言。
いやー
鳥谷、2アウトから初球ノーサインでスチール、
井端、2アウト2ストライクまで追い込まれ、同点タイムリー。
玄人好みの二人のこの流れ。渋いな~(^^;)
正直、日本代表のスタメン見ると、パワプロで作ったオールスターみたいな感じ。
年間で数字見たら、イイ選手ばっかですよ。
でもね、WBCルールではこれじゃダメだと思う。
日本は確かに良いチームだけど、他国もエースクラスはそう簡単に打たせてくれない。
でもWBCは「球数制限」がある。
いいピッチャーをできるだけ早く引きずり下ろし、打てるクラスを引っ張り出さないといけない。
台湾戦まで、ずーーーーっと日本は単発で打って、つなぐ打線。こんなのやっていたら、そら終盤になってピッチャー変わってから点が入る厳しい展開になりますよ。
その為には、打てなくていいから「球数投げさせること」。
どんなに素晴らしくても80球で降板なんだから。二番手以降が期待できないチームなら、なおさらです。
二大会連覇した日本代表。どこか「予選なんて普通にやっていたら勝ち上がれる」みたいな傲慢さが見えていたのだけど、台湾で活躍した井端・鳥谷を見て考えを変えてくれることを祈るばかり。
やっぱり彼らのように、初球から打たず、2ストライクまでは本当に好きな球以外は打たず、ボールを見極めていく選手は絶対必要です。リーグ戦のように「勝つときもあれば負けることもあるさー」的なノリでは勝ち上がれない。
ほぼ勝ち続ける必要がある戦い。
打つのは任した。そのうち点も入るだろうじゃダメ。
打てるような環境作りをチームでしていかないと。
相手エースがのびのび投げられるのは、一番ダメな状況。
「王建民すげー。やっぱメジャーだな」なんて言っていては、確実にあっという間に終わる。
たまたま台湾は、彼以外のピッチャーが今ひとつだったから、ミラクルは起きましたが。
だからメンバー見たときに不安だったんです。
坂本・長野・内川・糸井・阿部・松田・中田翔、、、、彼らにはなかなか汚れ打席はできないでしょう。
初球から良い球なら食べちゃうタイプ。
彼らは必要な選手だけど、こう気分良く打っていればそのうち当たるさという選手ばかりで確実性は厳しい。
彼らが気持ちよく打って行くには、進んで汚れてピッチャーが気持ちよく投げれないようにしなければならない。
初期メンバーに井端が入っていて、いつかは使ってくれると思ってましたが、
ほんと汚れ選手は何人かは必要なんですって。
打てなくても、投げてて「嫌だなー」と思わせるだけで全然ピッチャーは感覚が違う。
だから井端とか、鳥谷とか、打率に表れないところをきちんと評価して、代表にいれてやらなあかん。
私がパワプロ的と言ったのはそこで、機械相手ならそんな感情のゆさぶりは要らないから、打率見てベストメンバー組みますよ誰だって。
山本浩二は、困ったときにやっと井端を使い始め、やっと貴重さに気づいた感はある。
前回、原監督が大変だったのを全然生かしていない気がしてましたが、ようやくほっとしましたよ。
きっとオランダ戦のような展開を、山本浩二監督は少なくなともアジアラウンドは期待していた・・・というか楽観していたんじゃないかなと。韓国だって、「最強メンバー」と言われて浮かれているうちにあっさり敗退。
日本は敗退する前に、鳥谷と井端のおかげで気がついたわけなので、これからは少しは安心して見れると思います。
それを信じて。
そしてもっともっとしびれる戦いを見せてくれ~。
PS:震災から2年。頑張ろうニッポン!!
![]() ★1万2千円お買上につきニット手袋おまけ(〜3/12 9:59)<野球用品/WBC応援グッズ・キャップ>MI... |
Posted by Uni at 20:13│Comments(0)
│ソフトボール&野球
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。