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2014年06月17日

トヨタ ルマン24h 首位快走も無念・・・でもレースは楽しいぞ

トヨタ ルマン24h 首位快走も無念・・・でもレースは楽しいぞ
W杯初戦、日本の敗戦と時を同じくして、ルマンでトップ快走中のトヨタ7号車の中嶋一貴が止まった。
まずサッカーのほうがかなりのショックで、、、完敗・惨敗という有様なのに、渋谷の交差点で笑顔でハイタッチしている能天気な人たちに怒りを覚えつつと言った最中での、トヨタ TS-040 Hybrid 7号車のストップ。

この時点でもう一台の8号車が11周遅れぐらいだった為、トヨタの優勝はほぼなくなった。
トヨタ ルマン24h 首位快走も無念・・・でもレースは楽しいぞ
ダブルショックすぎて、日曜はパワー出ず。

今年、6時間耐久には勝ってきたトヨタでしたが、24時間レースの13時間で潰えました。
それでも残りの一台の8号車が上の写真のようなクラッシュの後、ほぼ最後尾まで落ちてもゾンビのように這い上がり、なんとか三位表彰台。
どのチームより速く安定した車を作ってきたトヨタとしては、3位では喜べないが、とりあえず戦い尽した証として来年また頂点を目指しましょう。
今年は馬で言ったら、単勝2.0倍ぐらいのド本命。最大のチャンスであったのは間違いないけど。

勝ったのはやっぱのアウディ。終わってみれば3台中2台完走して1-2フィニッシュ。
結局トヨタは2台中1台はリタイア、1台はクラッシュ、
ポルシェは参戦1年目ということもあり、2台ともリタイア。

良く言われるように、ルマンに勝つのではなく、ルマンに勝たせてもらうのはアウディに一日の長があったという事。
速さだけでなく、24時間壊れない車を作らなくてはいけない。

但し。
レース単体として見た場合、
すんごい面白かった!
レーススタートから、ずっとネット放送を生放送で見ていたんですよ。で、ほぼ90%オンボード映像ばかりでしたが、これがとにかく迫力があって面白い。
「ひーぶつかる!」
「うわっ怖っ」
とか、やっぱりカテゴリが違う車が走りあう中で、トヨタvsアウディvsポルシェの7台の戦いは、群を抜いて面白い。
コーナリングもキレがあって速いし、直線番長のトヨタがハイブリッドでフル加速するストレートでは、本当に速くて怖いと感じる。
見てて思ったのは「F1より全然面白い」って事。
ルマンのあるWECのシリーズのほうがリアルな戦いがそこにある。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が「将来的にF1撤退するかも。人々は、興奮を求めてレースを見ている。人々はレースを娯楽のために見ている。ドライバーが燃料やタイヤをセーブするところを見たいわけではない。あちらこちらで行われるバトルを見たいのだ。F1はスポーツであるのはもちろんだが、同時にショーなのだ」と言うのは良く分かる。もちろん今年F1でフェラーリが大不調ってのもありますから、全面的にはAgreeできないものの、言っている言葉には完全にAgreeです。
私も可夢偉とケータハムが速ければ文句言ってないかもしれないし(^-^;。

でも実際今年のF1はつまらない。
燃料をセーブし、タイヤをいたわり、予選と本戦で全然スピードが違ったり、、、、
ドライバーが攻めてない。
攻めたらタイヤの持ちが悪くなったり燃費が悪くなるからだ。

同じくルマンだって、24時間走り切ることが第一な為、ドライバーもチームも「危険回避」が第一。
だけど、しっかりバトルはあるし、抜きつ抜かれつもあり、ドライバーが変わった途端、攻めに転じたりして、興奮して土曜の夜はずっとノートPCのモニタにくぎ付けでなかなか寝付けなかったぐらい。

F1とルマンで何が違うかというと、決定的なことは分からないけど、安全確保のために、年々車を遅くしようとしているF1と、1000馬力のパワーで超速のルマンとで、
 「F1=制約されつくした中での戦い」
 「ルマン=メーカーの威信をかけたバトル」

という観点の違いがあると思う。

そしてオンボード映像をずっと見ていて感じたのは、ルマンはとてもゲーム的。
F1はとても繊細な詰将棋みたいなものかなと思った。

ルマンは前述のようにカテゴリ違いの遅い車も走り(とは言ってもフェラーリとかアストンマーチやポルシェなどスーパーカー)、それを巧みに阿吽の呼吸で抜いていくLMPカーという図式があって、どうやって、どのタイミングで、同じカテゴリでバトルしつつ抜いていくかが見ていて楽しい。

F1は当然同一カテゴリ内のF1カーだけだから、ある程度速度差のあるマシンだと順位が見えて、映像的にもまったりしてくる。
ドラマが起き得ないというか、非常に希薄。
ルマンは常に遅い車たちがいて、それを抜くLMPカーがある。また、フェラーリなどの車載カメラでも彼らのバトルは見れるし、あっという間に抜き去るLMPカーの見れて、それはそれでLMPカーがいかにモンスターマシンかが分かって、見ていて飽きないのです。

特にF1は最近はドライバーとピットのやりとりも公開されてて、それはそれで楽しいことなんだけど、「前との間隔を詰めすぎるな。空力的にドラッグ(乱気流)があるから離れて」とか「タイヤセーブしろ(ペース落とせ)」とか、そういうの耳にすると、「あ~ゆっくり走ってるのね」「バトルはしばらく無しかー」と興ざめする。
チームは勝つために、一つでも順位を上げるために、緻密な作戦を実行していくのみだから、仕方ないのだけど、やっぱり最近のF1は規則で縛りすぎてるとこもあります。最近はピット作業でミスもないし、ドライバはミスを犯さないし、ミスれば怪しいだけでも即審議対象だから、尚のことドライバはミスらないように走るし、車も壊れなくなってきたし、そうなるとサプライズは起きないし・・・・と、結果、見ていてつまらない。F1はQualityが上がりすぎたのかもしれない。

何にしても私がF1にしてあげられることはあまりないものの、ルマンを見て、
やっぱりモータースポーツは面白い
と感じられたことが一番の収穫です。

F1とINDYはいまは面白さがあまりないけど、ルマンとWECにはあった。それだけでちょっと気持ち良かった。
トヨタが勝てれば最高だったんですがね。
それはまた来年って事で。

※トヨタ #7号車 TS040 オンボード映像


※レース映像 スタート~1時間強経過まで。1:10:00頃の2位争い
 アウディvsトヨタが熾烈です。バックマーカーをかわしながら3台で猛烈に戦ってます。








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