2014年06月16日
こんな日本代表じゃなかったはずでしょ

日本がW杯で逆転負けの惨敗した。
技術や戦術などいろいろ敗因はあるだろうし、負けた要因をいろいろ叩くことはできる。
そういった細かい所は専門家に任せるとして、、、
自分が見ていて思ったのは精神的な部分。
もったいない。
4年間の代表試合の中で、一番最低の試合だと思う。
試合は初戦という事で落ち着いてやろうとして、守備的にスタート。
エンジンかかってない状態で1点取れて、「あーこれいけるんじゃね?」と思ったら、次第に猛攻状態。相変わらず守備的だけど、最初もこれでいけたし、カウンターでもう1点くらいはいるかもなぁーで後半。
後半ドログバ出てくるだろうと気合い入れて臨んだら、ドログバ出てこない。
「あれ?もしかして怪我?」「出てこないなら楽勝だな」
と思っていたら、後半20分頃投入!
しかも元気満々。
あっという間に逆転されて、
「あれ? こんなはずじゃなかった」
というまま終了。
そんな感じなんじゃなかったかなと勝手に想像。
コートジボアールのラムシ監督が、この心理状況を狙ってやっていたのだとしたら名采配。
個人的な思い込みですけど、アフリカンは集中力が長く続かないという印象だったので、失点するなら前半早めがいいと思っていた。追い込む時間があるから。でも今回みたいに、逃げる展開になった時に、しかも後半20分ごろに追いつき、逆転すると、残時間が25分ほどとなる。25分だけと分かればアフリカンでもきっちり守備的にできる。
きっとラムジ監督はここまで計算して、絶妙なタイミングでドログバを投入した気がしてならない。
W杯初戦は、最低でも引き分けがセオリー。勝てると思って投入してなくても1点取って、その後日本に攻めさせない為に。
逆に日本は全てが中途半端。
1点取った後、がっちり守備的でいくのか、カウンターであわよくばもう一点取るのか、どっちつかずに見えた。
素人的にはがつがつ行っている感じもしなかったし、岡崎が裏へ裏へ走りこんで、コートジボアールをひやひやさせていたわけでもない。香川ですら最終ラインまで下がってきてディフェンスしているのを見て、香川が悪いのか戦術的なのか分からなかったけど、かなりまずい状況なのは分かった。実際、岡崎と香川はシュートゼロという恐ろしい結果。それだけ自分の仕事ができていないし、させてもらえなかったのか。ちゃんと攻撃参加できていたのは本田と内田ぐらいだったかな。
こういう時に監督が動いて意志統一が必要なのだが、後半開始時点で選手の入れ替えなし。
後半は交代は替えた選手も時間も微妙だった。
2点目を取りに行くなら行く。ディフェンシブにして守るなら守る。そういうメッセージが感じられない試合。
この中途半端感を出してしまっているのは、1点先制してしまったから。
ここまで初戦という事で緊張して戦ってきた糸が、先制点で「いけるやん」と切れてしまった気がする。
そこから本当は元に戻さないといかんのだが、前半無事乗り切れてしまったものだから、後半も引きずってしまった。
そんな感じが見て取れた。
こういう流れをラムシ監督は狙っていたんじゃないかと、自分はドログバ投入タイミングから想像してしまった。
ここまで心理的に読み切った戦いを準備していたのではないかと。
逆にザック側は、あまり心理戦は強くないことが分かった。
結果から見ると非常にもったいない戦い方をしてしまったなと。
前哨戦のザンビア戦で手の内見せすぎたのかもしれない。
逆転勝ちなんかせずに、2-1くらいで負けていても良かったかもしれない。
しかし「かもしれない」と言ったところで何も帰ってこないので、
次こそは4年間の集大成としてギリシャ戦でみっともない戦いはしないで欲しいし、きっと復活するはず。
この4年間見てきて、大一番で最低の試合だったけど、これが本来の姿ではないのは、私たちが良く知っている。
次の相手はコロンビアに大敗し、「勝たねば次が無い」同士。
死にもの狂いは同じとは思うが、なんとしても勝ち点3をゲットして次に繋げて欲しい。
次に進むには勝つしかない。
目が覚めた時こそザックJAPANの強み。
ここからだ。
私の大好きな言葉。「Will to Win(勝つ意思)」
信じて応援です。
Posted by Uni at 21:32│Comments(0)
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