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2016年06月20日

2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ

もうあまりの悲劇すぎて、結果を知っている方、ニュースサイト等でご覧になった方もいらっしゃると思います。

先週末に行われた、WEC第三戦、そして世界三大レースの一つ『ルマン24時間』レースで、トヨタは首位快走していましたが・・・

23時間57分。つまりレース終了3分前にストップ・・・
2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ

こんなドラマあるのかよと。

WECより以前のスポーツカー選手権時代からずっとこのプロトタイプカーが好きで見ていた自分。
その中でもトヨタ好きな私は延々とトヨタがルマンに出れば応援していた。

プジョーが居たり、シルバーアローのメルセデス(ザウバー)、ジャガーTWR、日産がいた時代から。
そしてマツダが優勝した・・・1991年以降、日本車が挑戦し続けるが、ルマンを最後まで優勝争いする事は無かった。

2016年の今年。
私はほぼずっと土日の空き時間はルマンを見ていた。

アウディは昨年のトヨタのごとく、トラブルとスピード不足に苦しみトップ争いはできていない。
トヨタのTS050の2台が快走し、ポルシェ2号車と同一周回で1-2-3位をピットストップの度に入れ替わる激しいレース展開。
トヨタファンの私としては、「ルマン史上最大のチャンス」と胸躍らせ、ルマンの事なんか分からない妻や息子にしつこく「これができたら快挙なんだ!」と説明していた。

最後の2時間は6号車が、2位ポルシェと30秒差をずっと保ったまま首位快走。
「壊れるなよ。」と祈るばかり。
2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ

24時間までラスト 15分。
TS050 6号車を走らせる中嶋一貴にピットから無線・・・
「Good job KAZU! Good job! 5laps to go!」

ピットも非常に落ち着いた口調で、ドライバーに淡々と状況を伝える。

私は、もうこの段階であまりの嬉しさで泣いてしまうのではと思っていた。

そしてラスト2周
その途中でトヨタ TS050で走る中嶋一貴がスローダウンしているように見えた。
ただこれは、もう一台の5号車とランデブー走行をする為のようにも見えた。
つまり僚友を待っているのだと。

しかし無線で一貴が
「No Power! No Power!!」と騒いでいる・・・

待っているのだと思っていた5号車が抜いていく・・・

そして、ホームストレートでとうとうストップ。
2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ

1分30秒後にいたポルシェ 2号車が抜いていく・・・
2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ

トヨタのピット。私も同じ顔をしていたはず。
2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ
2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ

そして・・・
2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ

神様のいたずらか、トヨタが「持っていない」のか、それとも「まだまだや」と言っているのか・・・
それにしても、こんな時間に止まる事ないだろ。神様。

たらればを言っても仕方ないが、せめてあと3分後にしてほしかった。

でもコレがレース。
ポルシェは18回目のルマンウィナー。スタッフがこんなTシャツ用意しているぐらい常連。
2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ
さすが。

1号車は優勝戦線から離脱したが、勝った2号車は、間違いなくトヨタに対して攻めていたし、30秒差が詰められなかったラスト10分。
ポルシェ2号車がスローパンクチャーでピットイン。差が1分30秒に広がり、ポルシェは「2位が考え得る最上の結果」と受け入れたという。

ここまでポルシェの優勝への執念には素直に拍手を送りたい。リスクを冒し、明らかに30秒差を詰めようとして無理をしていた。
そしてそれを突き放す為に、トヨタ6号車も同様のスピードで攻める結果になっていた。ポルシェがラスト10分まで諦めなかったからこそ、トヨタ6号車は負担に耐えかねて壊れたといってもいいだうろ。
ポルシェはルマンで勝つためにはここまでやらないと勝てないと教えてくれたわけだと私は思う。

それはトヨタの社長である豊田章男氏のコメントからも感じられる。
我々、TOYOTA GAZOO Racingは“負け嫌い”です。負けることを知らずに戦うのでなく、本当の“負け”を味わわせてもらった我々は、来年もまた、世界耐久選手権という戦いに、そして、このルマン24時間という戦いに戻ってまいります。

もっといいクルマづくりのために、そのためにルマンの道に必ずや帰ってまいります。

ポルシェ、アウディをはじめ、ルマンの道で戦った全てのクルマとドライバーの皆さまに感謝すると共に、また、一年後、生まれ変わった我々を、再び全力で受け止めていただければと思います。

皆さま、“負け嫌い”のトヨタを待っていてください。よろしくお願いいたします。

2016 『ルマン24時間』のトヨタ・・・こんなドラマあるのかよ


そしてポルシェ/アウディ陣営からもコメント。

ポルシェLMP1 チーム代表アンドレアス・ザイドル
「我々は力強く戦い、勝利を収めた。しかしトヨタにずっとプレッシャーをかけなければならず、レースを通じてフラットアウトを強いられた。ドライバーはずっとギリギリの戦いを求められたんだ。首位交代はとてつもなく多かった。」

ポルシェ 2号車ドライバー :ロマン・デュマ
「彼らは勝利に値していたけど、これがレースというものだ。最後の最後まで何が起こるか決してわからない僕たち全員がトヨタのことを悲しく思っているけど、勝利を提供されたときには、それを掴まなければならない。僕たちには(レース中)何が起こったのか理解する機会がなかった。誰も予想していなかった。誰もが今後もこのレースのことを忘れないだろう。

アウディ オリバー・ジャービス
「ここ(表彰台)にいるのは変な気分だ。むしろ、ここにトヨタの人たちが上がっているのを見たかった。これは僕たちが表彰台に立ちたかった方法ではない。そうだね、僕たちは懸命に戦ったし、自分たちの仕事をした。でも、誰もがレースの結末に望んでいたことではないと合意するだろう。僕は個人的にトヨタの人たちを知らないけど、彼らのことを思って本当にショックを受けている。勝者としてかられがここに上がって、彼らのハードワークを称えられるなら、もちろん、このスポットを放棄するよ」


レース後、うれし涙を流せなかった私は、このコメントで気持ち良く悔し涙を流せた。

悔しさはこれで終わり。
これからTS050を熟成させ、2017年はルマンを圧勝しようではないか。



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