釣りと馬を愛でる

ちょーーっと気になっていたDVDを2本見てみました。

1. 相棒 劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜-
2. SP 野望篇

どっちもドラマ版が大好きなので、前評判関係なく借りて見てみました。


まず相棒。
1. 相棒 劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜-
結論から言います。期待はずれ。
いや期待しすぎた・・・のかも。もともと相棒って、何気なしに見ると面白い"とき"があるドラマなので。(相棒は複数の脚本家さんで成り立っているので、当たり外れがある。と個人的には思ってます)
簡単に言うと、平和ぼけした日本への警鐘テロ。上(警察上層部と官房長)のいざこざ。
そこに右京さん達が絡んで真実を暴いていくんですが・・・・

本当は相棒って、ほんのちっさい"綻び"を右京が紐解いていくのが「相棒」の面白さなんじゃないかと思っていたんです。が、"映画化!"って事で爆発シーンとかエフェクトに凝っちゃって、話も無理に壮大にしすぎて「んなバカな」とか思っちゃいました。本当は右京さんが謎を解くはずなのに、小西真奈美がベラベラと真相を小出しに語っちゃうもんだから、見ていて「あれあれ?」と。なんだか興ざめでした。

ただドラマ版で官房長が亡くなっていた理由がこれで分かり、すっとしたんですが・・・これだけかな。

相棒はやっぱりドラマ版やね。Season10も10月から始まりますし。そっちに期待しましょう。


2. SP 野望篇
ドラマ版は超はまって大絶賛だったSP。でもドラマ最終回の伏線から3年。もうすっかり色あせた気も。ということで、全然期待せず見ました。
結果、この野望編では期待していた伏線は回収されず、むしろ拡大路線。謎が広まる傾向に。
まー野望編ですからね。次の革命編へのつなぎとしては面白かったです。井上のアクションシーン主体で、さらっと見るには意外と楽しめました。

ただまぁ・・・SPの皆様。テロリストに囲まれて拳銃持っているのに素手で相手に挑むって。つーかテロリストも爆弾・狙撃と武器使うなら囲んだ時に拳銃で襲えよ。とか突っ込み所満載でした。まーここはさらっと流すべきなんでしょうね。SPは井上のアクションが売りの一つでしたから。ただドラマ版では、狭い室内だったり、武器が取られてしまったり、それなりに伏線張ってくれていたのですが、尾形達の野望とやらに執着するあまり、こういう根元の部分が置き去りになっちゃった感あり。

まーSPは、革命編がDVDレンタル開始されてますので、こっちみてから判断ですね。
ちゃんと伏線回収してくれているといいけどなぁ。
なんとなく「ドラマ版で終わらせておけば良かったのに」感が漂う。革命編を見るのがちょっと怖い。


ということで、二つ。ドラマ版から映画版に昇格したDVDですが、両方消化不良。
やっぱドラマ好調で「映画化!」とぶち上げたは良いが、いまいち「映画版必要だった?」的ノリのふたつ。
娯楽映画の提供、ファンの為(?)とか、そーいうのもアリとは思いますが、なんだか期待負け。
「ほほう。そうきたか」的なびっくり感がないんだよなぁ。

相棒はドラマ版が継続しているから、こっちで消化するとして、SPは・・・革命編が頼みの綱。
あと、革命編を見る前に「革命前夜編」も見ないといけないらしい。
ま、半分は「野望編」らしいけど。商魂逞しい・・・・。

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