2012年12月17日
いいひと辞めました
数年前の話ですが、外資でマネージャーをやっていた頃の事。
良い人であろう、いいマネージャーたろう
なんて努力してました。
浅はかでしたね~(汗)
人受けは良くなるんですが、最終的には部下や周りの人になめらたりして、全体的にはいい事なかったです。
直接的ではないものの、「あんた良いマネージャーになろうとしてるんだよね? それならこういう事もやってほしいな。マネージャーさん。」みたいな事ばかりで。
「自分の仕事がうまくいかないからマネージャー調整約よろしく」とか、
それこそ
「仕事場が寒い。エアコン調整がどうなっているか、総務と掛けあって欲しい」
とか。。。。
それが20代の方ならいざしらず、30代後半とかの人でそれですから。心のなかでは「その仕事を俺が代わったら、お前の仕事はそりゃー楽になるけど、存在意義なくない?」とか「こいつアホか!」と相当ブチ切れてましたが、そういう方が精神的に問題があったり、トラブルメーカーだったりしていたので、なにかと問題をこっちからふっかけると余計に火が立つかな・・・と。
あからさまに「私は病気だよ。だからもっとケアしてくれないとヤバイよ」とか間接的に言うしね。
だから仕方なく良い人対応していたと反省。
まー正直、そんなんで引きこもられたり、人事に駆け込まれたりという可能性もなきにしもあらずな状況でしたから。
また自分自身もプレイングマネージャーでしたし、外資系だから毎日慣れない英語で数時間は会議があったりして、手が回らなかったというのもありますが。新任マネージャーとして周りの評価とかも気にしなければならない時代でもありましたし。
しかし。マネージャーになる前は、もっと自我を出して意見していたはず・・・。
自分色をだいぶ抑えこんでた時代でした。ほんと。自分自身がとにかく忙しかったし、「これ以上面倒事はごめんだ」と、泣く泣くいろいろ調べたりしてましたが、ほんと雑用から部下の仕事の代わりまで押し付けられていたというか、受け入れてしまっていた自分に猛反省です。もうちっとキレても良かったし、本音で撃退しても良かったなと。ま、辛抱たまらなくて跳ね除けたら「Uniさん、ダメなマネージャーです」と私の上のマネージャーに直接言いつけた人も居たりして、疲れましたよ。挙句「私からUniさんの上に言っておきましたからヽ(`Д´)ノプンプン」みたいなwww。もーーーーどーにかしてくれーと。どっかで歯止めが必要な時代でした。はい。私が悪いんです。
って・・・考えていたら、こんな本と巡りあった。
まだ発注しただけで届いていないのですが、内容的にはこんな感じなので、その頃の記憶と照らし合わせるとピッタリ。
【管理職が部下に好かれようと「いい人」を演じていると、好かれるどころかスキをつかれてバカにされることがよくあります。また、いい人といわれてきた人が突如として怒れば、急に切れたといわれます。一方、いつも怒っている、寡黙でとっつきにくい人が優しい一瞬を見せると、本当はいい人だったんだと逆に評価が上がることがあります。本書は課長などの管理職が「いい人」を演じることなく、あえて悪い人になって部下をきちんとマネジメントしていく方法を伝えます。近頃増えてきた若手マネージャーや年上部下をもつ悩み多き課長も必見です。】
いやいや。もっと早く刊行してくれていれば(^_^;)
いやー。あの頃一所懸命にマネージャーは良い人たれ・・・みたいな風潮が社内に溢れかえっていたのが、なんなんだと思いますね。実際マネージャー研修的なものもそうでしたし。昨日ひさしぶりに前の部下と飲んだのですが、いまもまだそういう風潮は根強く残ってて、気持ちわるいという話になりました。そいつや私みたいな雑草育ちがいなくなってきたと。
マネージャーも新卒も中途ももビニールハウス促成栽培みたいになっていて、みんな同じように「良い人たれ」と育てられたから、日常的には意見のバトルや叱咤激励とか刺激的なことがないのはいいが、結果的に部内がどんより沈滞ムードでうまく回らないと。
今は採用でも会社側が有利だから、四大卒とか楽勝で取れるし、英語もペラペラだけど、仕事人として一人で乗り切る力がないとかね。そういう人達を大事に育てようと、腫れ物を触るように育てた結果、ガシガシと仕事を回す感じではなく、ターゲットに到達してなくても、仕方ないよねーで済ます人が多いのだとか。外資ってもうちょっとがむしゃらな人達で溢れているから面白いんですよね。
いま考えると、私の居た時代もまさにその人材トレーニング=促成栽培だったし、だいぶやばかったなと。
私も八方美人になれという考えのもと育っているから、新任マネージャーとしてそれを盲信しちゃいましたし。
中に居た時はなかなか気づかないけど、外に出てみてやっぱりそういう育成してるから、競争力が無くなってきて、会社としての魅力も薄くなったのかな~とか感じますし。勢いとかオーラみたいなものが無くなりましたよ。
まぁまだ一部はそういうの残っているみたいですが、できる人は給料もそこそこ高くなったからバイバイして、いま買い手市場を利用して、安くいい人材を揃えるのがその外資の会社の今の風潮みたいらしいので、全体的にレベルが下がっていくのは仕方ないんでしょうね。仕事のQUalityが下がっても、会社は回ると判断しているわけですから。
実際ミーティングとかでも、そういう人達の集まりだから、意見ぶつけあっても、どっかで本音の部分は隠しちゃうんで、事態解決が遅い。でもいま考えると、外資だからかもしれないですが、良い人で成功した上司ってあまり居ないというのも事実だった気がします。
ということで、前会社を退職してからは「いいひと」は辞めました(^_^;) とっくに・・・ですけど。
今後の為にもこの本はしっかり読んでおこうと買ってみた次第。
あまりこういう啓発本みたいのは、切り口次第で見方も変わるので敬遠がちなんですけどね。
自分に照らし合わせて、また反省の意味でも読もうかなと。
良い人であろう、いいマネージャーたろう
なんて努力してました。
浅はかでしたね~(汗)
人受けは良くなるんですが、最終的には部下や周りの人になめらたりして、全体的にはいい事なかったです。
直接的ではないものの、「あんた良いマネージャーになろうとしてるんだよね? それならこういう事もやってほしいな。マネージャーさん。」みたいな事ばかりで。
「自分の仕事がうまくいかないからマネージャー調整約よろしく」とか、
それこそ
「仕事場が寒い。エアコン調整がどうなっているか、総務と掛けあって欲しい」
とか。。。。
それが20代の方ならいざしらず、30代後半とかの人でそれですから。心のなかでは「その仕事を俺が代わったら、お前の仕事はそりゃー楽になるけど、存在意義なくない?」とか「こいつアホか!」と相当ブチ切れてましたが、そういう方が精神的に問題があったり、トラブルメーカーだったりしていたので、なにかと問題をこっちからふっかけると余計に火が立つかな・・・と。
あからさまに「私は病気だよ。だからもっとケアしてくれないとヤバイよ」とか間接的に言うしね。
だから仕方なく良い人対応していたと反省。
まー正直、そんなんで引きこもられたり、人事に駆け込まれたりという可能性もなきにしもあらずな状況でしたから。
また自分自身もプレイングマネージャーでしたし、外資系だから毎日慣れない英語で数時間は会議があったりして、手が回らなかったというのもありますが。新任マネージャーとして周りの評価とかも気にしなければならない時代でもありましたし。
しかし。マネージャーになる前は、もっと自我を出して意見していたはず・・・。
自分色をだいぶ抑えこんでた時代でした。ほんと。自分自身がとにかく忙しかったし、「これ以上面倒事はごめんだ」と、泣く泣くいろいろ調べたりしてましたが、ほんと雑用から部下の仕事の代わりまで押し付けられていたというか、受け入れてしまっていた自分に猛反省です。もうちっとキレても良かったし、本音で撃退しても良かったなと。ま、辛抱たまらなくて跳ね除けたら「Uniさん、ダメなマネージャーです」と私の上のマネージャーに直接言いつけた人も居たりして、疲れましたよ。挙句「私からUniさんの上に言っておきましたからヽ(`Д´)ノプンプン」みたいなwww。もーーーーどーにかしてくれーと。どっかで歯止めが必要な時代でした。はい。私が悪いんです。
って・・・考えていたら、こんな本と巡りあった。
まだ発注しただけで届いていないのですが、内容的にはこんな感じなので、その頃の記憶と照らし合わせるとピッタリ。
【管理職が部下に好かれようと「いい人」を演じていると、好かれるどころかスキをつかれてバカにされることがよくあります。また、いい人といわれてきた人が突如として怒れば、急に切れたといわれます。一方、いつも怒っている、寡黙でとっつきにくい人が優しい一瞬を見せると、本当はいい人だったんだと逆に評価が上がることがあります。本書は課長などの管理職が「いい人」を演じることなく、あえて悪い人になって部下をきちんとマネジメントしていく方法を伝えます。近頃増えてきた若手マネージャーや年上部下をもつ悩み多き課長も必見です。】
いやいや。もっと早く刊行してくれていれば(^_^;)
いやー。あの頃一所懸命にマネージャーは良い人たれ・・・みたいな風潮が社内に溢れかえっていたのが、なんなんだと思いますね。実際マネージャー研修的なものもそうでしたし。昨日ひさしぶりに前の部下と飲んだのですが、いまもまだそういう風潮は根強く残ってて、気持ちわるいという話になりました。そいつや私みたいな雑草育ちがいなくなってきたと。
マネージャーも新卒も中途ももビニールハウス促成栽培みたいになっていて、みんな同じように「良い人たれ」と育てられたから、日常的には意見のバトルや叱咤激励とか刺激的なことがないのはいいが、結果的に部内がどんより沈滞ムードでうまく回らないと。
今は採用でも会社側が有利だから、四大卒とか楽勝で取れるし、英語もペラペラだけど、仕事人として一人で乗り切る力がないとかね。そういう人達を大事に育てようと、腫れ物を触るように育てた結果、ガシガシと仕事を回す感じではなく、ターゲットに到達してなくても、仕方ないよねーで済ます人が多いのだとか。外資ってもうちょっとがむしゃらな人達で溢れているから面白いんですよね。
いま考えると、私の居た時代もまさにその人材トレーニング=促成栽培だったし、だいぶやばかったなと。
私も八方美人になれという考えのもと育っているから、新任マネージャーとしてそれを盲信しちゃいましたし。
中に居た時はなかなか気づかないけど、外に出てみてやっぱりそういう育成してるから、競争力が無くなってきて、会社としての魅力も薄くなったのかな~とか感じますし。勢いとかオーラみたいなものが無くなりましたよ。
まぁまだ一部はそういうの残っているみたいですが、できる人は給料もそこそこ高くなったからバイバイして、いま買い手市場を利用して、安くいい人材を揃えるのがその外資の会社の今の風潮みたいらしいので、全体的にレベルが下がっていくのは仕方ないんでしょうね。仕事のQUalityが下がっても、会社は回ると判断しているわけですから。
実際ミーティングとかでも、そういう人達の集まりだから、意見ぶつけあっても、どっかで本音の部分は隠しちゃうんで、事態解決が遅い。でもいま考えると、外資だからかもしれないですが、良い人で成功した上司ってあまり居ないというのも事実だった気がします。
ということで、前会社を退職してからは「いいひと」は辞めました(^_^;) とっくに・・・ですけど。
今後の為にもこの本はしっかり読んでおこうと買ってみた次第。
あまりこういう啓発本みたいのは、切り口次第で見方も変わるので敬遠がちなんですけどね。
自分に照らし合わせて、また反省の意味でも読もうかなと。
【送料無料】課長は絶対「いい人」になってはいけない! |
Posted by Uni at 21:27│Comments(4)
│仕事
この記事へのコメント
今は何の仕事についてるのですか?
Posted by 通りすがり at 2012年12月18日 07:57
通りすがりの方にお答えする義務は無いですね。
Posted by Uni at 2012年12月18日 09:19
こんにちは!
難しいですねぇ
どういう人間が会社の中でいい人なのかわかりませんが…
まぁ自分はあと2年くらいは今の場所から異動は無いと思うので、うるさいことなど言わなきゃいけない立場です(^^;
難しいですねぇ
どういう人間が会社の中でいい人なのかわかりませんが…
まぁ自分はあと2年くらいは今の場所から異動は無いと思うので、うるさいことなど言わなきゃいけない立場です(^^;
Posted by koshi at 2012年12月19日 11:22
こんちはー。
良い人の定義はなかなか難しいですけど、要は部下の言うことに耳を傾け、頷き、できるだけ肯定していくという姿勢ですかね。
これだけだけ「ふむふむ。人の上たる人はそうでなきゃ」なんですが、実際はなんだか御用聞きみたいなものになってしまってました。全体的に。それは私が悪いんでしょうけどね。
koshiの言うような、うるさいことを言い続けられる人を今後は目指します(^_^;)
もともとはそんな感じだったので、元に戻ると言ったらいいかも知れませんけど。
koshiさんも、二年間はガミガミ言って、鬱憤は釣りで晴らしましょう~
良い人の定義はなかなか難しいですけど、要は部下の言うことに耳を傾け、頷き、できるだけ肯定していくという姿勢ですかね。
これだけだけ「ふむふむ。人の上たる人はそうでなきゃ」なんですが、実際はなんだか御用聞きみたいなものになってしまってました。全体的に。それは私が悪いんでしょうけどね。
koshiの言うような、うるさいことを言い続けられる人を今後は目指します(^_^;)
もともとはそんな感じだったので、元に戻ると言ったらいいかも知れませんけど。
koshiさんも、二年間はガミガミ言って、鬱憤は釣りで晴らしましょう~
Posted by Uni at 2012年12月19日 21:48
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。