熱川に到着した当日。
この日はあいにくの暴風と雨。
本来、夕まずめに息子と釣りしてこようと、
ヒラメ・マゴチ狙い(以前のブログでも書きましたが)で考えていました。
しかしこの日は釣り出来ないため、翌朝朝練(日の出と共に出撃)が確定です。
とりあえず近くの釣具屋まで行って、息子用のイソメを購入。息子はキス狙いで、着実に釣果を上げたいタイプ。
しかしその釣具店で驚きの写真が・・・
当日に釣ったという魚は『ブリ!』。
「本当ですか? え?その辺の堤防で釣れる? 凄い!」
と、店員のおじいさんと常連さんにいろいろと話し聞いてしまいました。
要点は
・イワシが回ってくれば高確率でイナダ・ワラサ、デカければブリまで釣れる
・ルアーはぶっ飛び系のミノーだったらなんでもいい
・ヒラメ/マゴチも釣れる
と恐ろしい情報でした。
陸っぱりから「ブリ」ってwww
しかもこの辺りの堤防って、砂浜からちょろっと突き出しただけの堤防で、5-6人でほぼ満員みたいなとこばかり。
それで釣れるって・・・。
ま、しかしワタシには手持ちのミノーなどないので、
以前のブログ通り「ダウンショットでヒラメ・マゴチ」作戦の予定です。
さてさて、翌朝は釣れるでしょうか。
-----翌日-----
日の出4:30に熱川のとある堤防に行ってみると、既にルアーマンの方が4-5名。
(堤防名は配慮して削除しました)
本気のルアー大遠投してらっしゃいます。
先端の沖目はルアーの方たちで満員ですから、私はダウンショット、息子はキス狙いで、堤防途中から砂地めがけてキャストです。
すると・・・ルアーの方達が突然大爆釣。
5-10分置きに誰かがヒット!
みなさんヒットすると、砂浜まで誘導していってずり上げ。
そしてブリっすよ。ブリ。90cmクラスの立派なブリ。
もうね。見ているだけで気持ちいい。
そこかしこで「ジジジジジィィィーーーー」というドラグ音が鳴ってました。
イナワラクラスをヒットさせた常連さんが、息子に「やってみっか」とヒット中のファイトを堪能させてくれたりして、この堤防はかなりのワイワイムード。(常連の方、本当にありがとうございます!)
息子も「おおお~~~楽しいしー♪」
と楽しませて頂きました。
かくいう私・・・・ですが・・・
ヒラメ・マゴチダウンショット作戦を丹念にやってますが、、、
全くのノーバイト(ToT)。
つーか。息子もイソメ付けて砂地で釣っているのにキスすら釣れません。
前日の雨と風で、底荒れしちゃってダメなのかもしれません。
うーん・・・
と悩んでいると、釣りバッグの中に未使用のミノー発見。
すかさず装着。
実はロッドはエギングロッドなんです。私達二人共。
私の場合、エメラルダスEX AGS 86ML-S。
比較的柔らかめロッドとは言え、エメラルダスAGSは華奢なイメージの為、常連さん達がやっているようなパワーファイトは敬遠したいんです。うっかり折れちゃったら悲しいから。
実はこれ以前から爆釣している常連さん達と雑談してて、
「ミノー貸してやるからやれって」
「ブリかかったら諦めろって(笑)イナワラなら取れるやろ」
とかせっつかれていてちょっと悩んでいたんすよ。
「釣れたらそんときになって考えるか・・・ドラグちょい緩めで」
とか甘い理由でとりあえずスタート。
はい。
でも釣れません。アタリも無い。
そうこうするうちに、ブリ族祭りも終焉を迎えたようで、常連さん達の半分くらいはブリ・ワラサを手土産にご帰宅。
私達も狙いのヒラメ・マゴチ・キスが底荒れしてて全然釣れないし、
実は私・・・堤防先端で釣ってて、高波というかタイミング悪く堤防に当たった水しぶきを「バッシャーン」と被ってしまい・・・全身海水まみれだったんす(ToT)。息子は背中だけびっしょ濡れ。
てなわけで、ホテルに帰って「温泉入ろうー」と息子を説得していたんですが、、、、息子が諦めきれず、
「もうちょっだけ。ね?」と粘る。
これがタイトルのヒラスズキに繋がる。
じゃあって事で・・・ダメ元でバッグに忍ばせていたワーム『SIN-ZOベイト』を使うことにしてみました。
と言うのも、横でブリ族祭りに参加していたにも関わらず釣れなかった若いお兄ちゃんが、サビキ釣りを始め、そこでカタクチイワシが爆釣していたんです。
カタクチがベイトなら、ワームも面白いだろう・・・って事でワーム投入を決めたのです。
※ちなみにSIN-ZOベイトって、こんな感じ。(私の実物の写真は撮り忘れました・・・)
手持ちのカラーはまんま「イワシ」です。
で、これも常連さん情報で「ヒラスズキがたまにかかるぞ」と聞いていたので、テトラ際あたりのサラシをちょっとと攻めてみるか~って感じで、白くなったサラシにSIN-ZOベイトを通してみる・・・
すると・・・一投目で、サラシの下から黒い物体が一瞬出てきてSIN-ZOベイトをひったくった!
食った!!!
すかさずアワセ入れると、ドラグが「ジジジィーーー」っと出る!!
キタキタキタ!
そんなにでかくないけど、間違いなくヒラスズキ!
ワームなんで結構がっちり掛かってます。エラ洗いx3喰らいましたが外れる気配ないし安心。
少しだけドラグ強めにして、ゆっくりゆっくり砂浜を目指します。
そしてランディング~
50cmくらいのフッコ(?)サイズだけど、ヒラススギは初だけにちょー嬉しい♪
堤防の周りにちょこちょこテトラが沈み根のようにあるので、なかなか交わすのが大変でしたが、楽しいファイトができました。
"ブリ祭り"後は堤防が沈黙していたので、みなさん自分の事のように「兄ちゃんやるなぁー」「羨ましい」と声かけて頂き、本当に嬉しかったです。いやー熱川の皆様は本当に優しい。
エギングロッドでも、50cmくらいならそんなに厳しい戦いにはならないことが確認できたので、
調子に乗って「もういっちょやるか」とまた同じ所に通してみました。
すると、バイトが2回も!
ヒラススギの食い方が下手で、2回ともワームが空中に弾かれてしまいました。
「もうちょっと・・・リーリングをドスローにして、しっかり食べさせてみよっかな」
と、へろへろに弱ったイワシを演出させてみると、、、
ガツン!!!
きたきたきたーーーー!
今度はさっきより大きい。ドラグの出方も全然違います。
しかしエメラルダスAGSのロッドパワーがそこそこあるのを前回確認していたので、ドラグをやや締めて、テトラが無い所では暴れさせ、テトラではドラグ出さずにコントロールしてかわしたりと、繊細なファイトをしつつ堪能。
とは言っても、PE1.2号、リーダー20lbですからねぇ。特にリーダーは油断出来ません。
そこで今度は堤防に居た方が、「タモ入れしてやるよ」とお手伝い頂いてしまいました。
約60cm。
でも湾奥のシーバスと違って体高があって重いっすね。
ボガグリップまで、カタクチイワシを釣っていたお兄ちゃんに借りてしまいました(^_^;)
(ありがとうございます。)
いや~初ヒラスズキから5分ほどで2匹目を釣ってしまいました。
その後、息子にも釣って欲しくて、同場所でSIN-ZOベイトを投入するも1バイトのみで、朝ごはんの時間が来た為撤収となりました。
ボガグリップ貸して頂いたお兄ちゃんに、SIN-ZOベイトをプレゼントして、帰還しました。
いやーそれにしても、旅行のついでに釣りした結果としてここまで釣れたのは初めて。
まぁー朝練3時間もやって、釣れたのは最後の20分くらいでしたが、それでも初ヒラスズキが嬉しい。
そしてこの堤防にいらっしゃっていた全ての釣り人の方と、とても仲良く会話させて頂き、いろいろと時合や釣り方、どこで釣るといいのかななどアドバイス頂き、ただただ本当に感謝です。息子が釣れないなーという顔をしていれば、ファイト中に代わってくれたり、私は最初狙いが皆様と違っていたにも関わらず、自分の釣りをしながらアドバイスしてくれるなんて、以前からの知り合いと釣りに来ているかのようでした。
ワームで釣れた後も、「なぜミノーでヒラスズキは釣れなくて、ワームでは釣れるのか」みたいなテーマで笑いながらみなさんで話し合える環境は凄いと思いましたよ。すげー居心地が良かったです。
普通常連さんが堤防で良い場所を占拠していると「入ってくんな」オーラが出るのが普通というかありがちですが、今回堤防でご一緒させて頂いた皆様は、本当に温かい。
熱川にまた来るか分かりませんが、来ることがあればまた是非ご一緒させてください。
(息子も「また熱川来ようよー」って妻に嘆願してました(^_^;))
エクストリーム SIN-ZOベイトワームはイワシカラーでした。2ゲットしたヒラスズキは完全に飲み込むほどの食いっぷりでした。隣でミノーでヒラスズキ狙いの方とも話しましたが、ミノーだとアタってもバレるけど、SIN-ZOベイトだと吸い込まれるやろなぁーと唸ってました。イワシカラーは日中日がでた時に良い感じでラメが効きます。
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