セフィアBB ボート S708M-ST ティップランロッドレビュー

Uni

2013年10月22日 20:16


先日の釣行で、
Newロッド:セフィアBB ボート S708M-ST
が墨付けまで試せたので、レビューです。


早速結論から言いますと、
「手放すかな~」
ですね。

ダメなところはブランクス。胴の部分がティップランロッドとしては柔らかすぎて、非常にしゃくりづらい。
感覚的には柔らかめのライトジギングロッドみたい。
胴がしゃきっとしてないので、しゃくると胴~穂先までばたついて、PEが絡みやすい。
この結果、じゃかじゃかっとしゃくりたいのに、ぽわんぽわんとしゃくることになり、エギがシャープに動いていないんじゃないかと感じます。

ただ良い点も。
ソフトチューブトップのティップは、アタリは取りやすいです。
感度も抜群です。私のメインロッドはがまかつLUXXE DeckStage EGTRなのですが、そちらのソリッドティップのロッドとアタリの感度は遜色ない。もちろんソリッドとソフトチューブトップでは曲がり方がちがうのですが、穂先だけ柔らかいソリッドと違い、ソフトチューブトップ+胴が柔らかいこのロッドは竿先全体で曲がり、且つソフトチューブ部分が更に柔らかく感度を上げて、「ちょん」と触るようなイカパンチ程度のアタリも明確でした。
この点はソリッドよりもいいです。1万円のロッドでこの感度はずば抜けてます。

ほんと。しゃくりづらい以外は全く不満が無いので、そこだけですね。

S708Mではなく、S706MHというのがあるので、場合によってはそちらの方がいいのかもしれないのですが、S708MとS708MLを比べてもソフトチューブトップの具合が歴然とMLのほうがいいので、MHにすると、もしかしたらMより感度が落ちるのかもしれない。

私の場合、このロッドを小学生の息子用にと買ったのですが、しゃくり見て開始1時間くらいで「あーこのロッドでは息子は釣れないな」と断念して、私のロッドとチェンジして私が釣ってました。それくらいしゃくりがちょっと上級向けというか、PEが絡まないようにしゃくってあげる必要があるんですね。ティップランはどてら流しだから風を前から受けるので、柔らかいロッドだとしゃくっている最中に糸ふけがでちゃう。それが風に煽られてガイドに絡む危険がある。もちろん慣れればいいし、フケが出ないようなハイピッチしゃくりで対応していけばOK。でもそれは結構力が要ることで、女性や子供、初心者には不向きかなと感じた。

まーこんなこと買う前に気付けよって感じですが、まったくもっとその通りでして。
ティップランのロッドなんて、激しくしゃくるの前提だから、胴よりも穂先の感度だけ優先して探してたんです。
そこが敗因。感度の判断は正しかったんですけどねぇ。

子供でもできるしゃくり易さ。穂先の感度。
これを突き詰めていくと、ショートロッドなのかなと思ってます。

そんなわけでこれからティップラン始めたい人は、Mではなく706MHをお勧めします。
スターターロッドとしていきなり数万のロッドは買えないですから、大メーカーの安心感と、ティップラン自体を好きになれるスペックのロッドというと、セフィアBB Rボートシリーズはコスパがいいので、外せませんし。
もちろん他メーカー(メジャークラフトとか)でも問題ないですが、1万円前後という制約下だと、このセフィアBB Rボートの感度は段違いに良いという事だけは覚えておいたほうがいいので。3万円のロッドと遜色ない感度は有難いと感じましたし。他メーカーの安いティップランロッドはしゃくり易いけど、感度いまいちです。特に初心者には、超繊細なアタリ感度が分かるのが第一優先。ティップランは「目で見てアタリを取る」のが一番重要な点ですのでね。

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