ティップランエギング専用ロッド
がまかつ ラグゼ [EG-R] S76MH-solid.F
の墨付けが完了したので、簡単にレビューを。
※右がラグゼ [EG-R] S76MH-solid.F 左がバレーヒルのレトロマチック72M
結論から言うと、
「相当しゃくりやすい! 気に入った!」
93gと極めて軽く、細いロッドですが、バットががっちりとしっかりしているので、恐ろしくしゃくりやすい。
軽いのはもともと分かっていたのですが、リール付けて、ティップラン用の重いエギ付けて「どーかなー?」と思ってましたけど、バランスもいいのか、軽快にしゃくり続けられます。これには驚き。
正直、一目惚れで、物欲を満たすかどうか的なロッド選びをしてしまったんですが、実際使ってみて、更に惚れ直しました。
またティップは、数あるティップランロッドの中でも相当柔らかいほうに入ります。がまかつオリジナルのカーボンソリッド素材らしいのですが、これがまた反応がいい。実釣では、400gサイズのかなり繊細なアタリを取れたのには驚きました。またティップ側のスレッド部はオレンジに色分けされていて、これがまた視認性抜群。前のロッドは、バレーヒルのレトロマチック72Mでしたが、こちらはスレッドが色分けされておらず、カラーもシルバーだったので、がまかつのロッドを使ってみると、その分かりやすさ、使いやすさは歴然。ティップランは目視でアタリを取る釣りなので、「こんなにも差が出るか~」と感心しました。
今後は、ティップのスレッドだけ別カラーというのが普通になりそうですね。
バット部は細いと書きましたが、こちらは実釣では華奢というイメージとは程遠く、しっかりとして信頼感も抜群。
800gサイズを掛けましたが、このサイズならなんの不安もありませんね。
ワンランク太いレトロマチックと同じくらい、全くその細さを気にせず使えるはGoodです。
エギも、30g-50gまで使ってみましたが、感度・使い勝手に不足はないです。
ま、これだけ誉めまくるのもなんですので、難点を書くと、
「デザインが素っ気なさすぎる」
という点でしょうか。
質実剛健なんですけど、マットなブラックOnlyで、飾りっけが全くなし。
使ってみれば、定価30000円というのも納得ですが、釣り具屋で見た感じは、ティップランロッドの中では豪華さ、見た目の魅力という点では「本当にこの価格もするものなのかねぇー?」と疑いたくなります。そういう私の心の気持ちを察知してか、がまかつからは、ラグゼ・デッキステージ・EGTRというシリーズが出てきました。ティップラン専用シリーズですね。
こちらはこちらで豪華なんですけど、WEBで見ている限りでは、私的にはストライクゾーンに来ませんでした。ちょっとデザインが派手すぎるかな~と。また更に価格もupしてますし。
総合的に、「本当に真面目なロッド」と言えますね。
飾り気はないものの、性能的には研ぎ澄まされた感じがあり、標準的と言われるバレーヒル・レトロマチックとはまた違った感覚を得られるという点は、レトロマチック+1万円払う価値はあると思います。
細い・軽い・バランス良い・視認性が高い、、、これだけ良いところがありますからね。
おそらく今後は、これを超えるロッドは幾つも出てくるでしょうが、ひとまず私が見た中ではベストバイでした。
がまかつ ラグゼ コーストライン EG-R S76MH-ソリッドF の詳細