モーターショー開催してますが、まったく行けません(^-^;
ただアテンザ乗りとしては、モーターショーに出てきた"スバル レヴォーグ"が気になってます。
サイズは多少小さいですが、ワゴン好きとしてはスバルは老舗。
スポーツツアラーと謳うだけに、どんなものがでてくるか楽しみでした。
スペック的には1.6Lターボがあってダウンサイジングしてるのは好感持てます。
燃費は17.4km/L。実質11-12kmってとこかな。
もう一声って感じ。
確かにこのクラスのワゴンとしては、ほどほどに頑張ってます。
が、売りになるほどの高燃費かというと、ダウンサイズしたのだからこのくらいは当たり前というレベル。
インプレッサのエンジンの流用かと思いますので、あまり期待しても酷ですね。
※あくまで私の視点は「アテンザと比べて」となりますので、スバリストの皆様、悪しからず
さてデザイン。
私的には「スバル頑張ったなー」という印象。
フロントマスクとか厳つい感じがちょっと前のメルセデスっぽい。
LEDのポジショニングランプとか・・・
XVとかのイメージとあまり変わらないものの、少し洗練されたというか、武骨さを押し出したのは◎。
XVはどちらかというとガンダム顔で、私の中ではプラモっぽいイメージでしたが、レヴォーグは安っぽくない。
最近のボルボちっくな感じとイメージが似てるかも。
(ただあそこまで割り切り感がないので中途半端なイメージもなくはないですが)
ただ唯一気に入らないのが、ボンネットのどデカいターボエアインテーク。
うーん。いまどきこの吸気口ないでしょ。
ここから感じるのは懐古主義的なイメージで残念。
ターボのエアインテークを「どうしてもここに付けざるを得なかった」理由は無いはずで、恐らくデザイン上、「これがかっこいいから」という意味なんでしょう。グリルやフォグあたりから取り込む方法はあったはずです。もちろんメーカーは機能的にここにあるべきというでしょうが。実際、どのメーカーも燃費を良くするため、流麗な空気の流れを作り出して、空気抵抗を少なくしていくことが必要なのに、明らかに空力の邪魔している。
欧州メーカー、日本メーカー合わせても、フルモデルチェンジ/新型車でこの選択をするようなメーカーはスバルだけじゃないかと。BMWもアウディもメルセデスもターボ出している。けどエアインテーク無いですよね。
スポーツワゴンだからエアインテークがあってもいいという理屈はちょっと古いかなと思う。
WRXやフェラーリみたいな車ならいざ知らず。
あえてトレンドに逆らって唯一無二の存在になりたいのかもしれないし、スバル好きの人は「これぞスバル」と言って満足かもしれないが、他メーカーに乗っている私から見れば「懐古主義?」としか思えない。ターゲットユーザーを既存のスバルユーザーに限定しているのかなと疑ってしまう。私的にはプロダクトデザインって、いろいろと理詰めで空力も考え、その中でもアイデンティティを出していくものだと思ってますが、エアインテーク一つで、ほかにどんなに頑張っていても、「古い考えのもと設計されているのね」と感じてしまう。水平対向エンジン+ターボだと、インタークーラーをエンジン上に設ける必要があるとか、いろいろ難しいんですよって話なのかどうか分からないのですが、もしそれが理由なら、ボクサーエンジンじゃなくてもいいと思うんですよ。
昨今、技術的に解決策はあると思うんです。
水平対向+小排気量ターボのダウンサイジングにこだわった結果、デザインに制約が出ますということであれば、別のソリューションを堂々と考えればいいじゃないですか。それってメーカーの勝手な意地であってユーザーは何が何でも水平対向を望んでいるわけではない・・・と、スバリストじゃない私は思うので。別に水平対向じゃなくたって、燃費が良くて、スタイリッシュで走りがしっかりしているという車は世界的にはたくさんあるわけで。
せっかく新しい車を世に問うて出してきたのに、そんなメーカーの固執で「古臭い」と思われるのは非常にもったいないと思うんですよね。
ただ、スバルのお家事情として雑誌とかでデザイナーの対談を見ていると、現行レガシーが出てから、今までのユーザーがごっそりレガシー離れをしたらしく、それを取り戻したいって言ってますので、既存のレガシーユーザーからの移行をかなり意識しての選択かとは思う。
ただ、、、その方たちが穴あきボンネットがあることがレガシー後継の条件と言っているわけじゃないと思うのです。(これは私の勝手な想像ですけど・・・)
現在、レガシー以外にやっぱりハイブリッドだとか、ミニバンブームとかがあり、ユーザー環境やテクノロジーの進化によって、レガシーが古臭く見えてしまっているのであれば、懐古主義ではユーザーは戻ってこないですし。
もし「前にレガシー乗っていた人集まれ~」って感じの視野の狭いニッチなクルマなら、まぁーお好きにどうぞって感じですが。
スバルが
レヴォーグを「25年目のフルモデルチェンジ」と謳っているのですから、「以前の価値観」を持ち込まずに設計して欲しかったわけで・・・既存のユーザーも、やはり新しい価値観のクルマがあり、無駄をそぎ落として流麗なデザインが提供されれば、こぞって移行すると思うんです。
理屈上どう考えても燃費に邪魔な穴があることで、販売が伸びると考えているのであれば・・・ちょっと小細工弄したのだなと。
ただこの穴があることで燃費は伸びるんですと言い切れるのであれば、少し話は変わりますけどね。
(ないと思いますけど)
価格的にも、1.6Tで280万円~という噂で、車幅の違いはあるにせよ、アテンザと真っ向勝負になる車種。
アテンザから買い換えたいとか、そういう気持ちは全くないのですが、アテンザワゴン以上のものがレヴォーグにあるのかというと、現時点ではあまりいいところが見つからないなと。
ただ、この国産ワゴン市場は、レヴォーグが売れてくれないと困りますので、いろいろとシビアなことを言いましたが、ぜひとも売れるといいなと応援してます。
それよか、スバルのモーターショーのデザインで目を引いたのはこれ!
BRZのハッチバック。めっさかっこいい!
パナメーラっぽい。4ドアにしてくれたら買うな~。
スバルさん。こういうデザインですよっ。欲しいのは。