小林可夢偉は、ベルギーGPの予選でまさかの2位。
佐藤琢磨以来の日本人二人目の快挙に
「この勢いで表彰台頼む!!」
と気持ちだけは先行しつつ、祈るようにして録画を見ることに。
それまでコンビニに行っても絶対新聞には目を通さず、TVのニュースもネットも避けての万全体制。
しかし。
スタートで可夢偉が出遅れ、、、
破壊屋マルドナードが明らかなフライング、、、
そして、グロージャンがハミルトンに幅寄せした挙句クラッシュ、、、
その結果・・・
1コーナーで大クラッシュ。
僚友ペレスもグロージャンに追突され、アロンソは頭の上にマシンが降ってきた。
可夢偉も同様に巻き添え。
なんとか最下位でレース復帰したものの、サイドポンツーンは大ダメージでまともに走れず。。。
表彰台どころかポイントも取れず、13位。
うむ~
もう1周目で120%の気合い・期待は0%に。
途中からはいつもはしないのに、早送りで見てしまいました。
あーあ。期待のでかさがあった分だけに。。。
なんと言うか、「持ってない」のかなと。
今年のザウバーは、可夢偉にとっては初表彰台を狙うには絶好の状態。
セッティングの幅が広く、他チームが混乱している今シーズンは、ザウバーがベストマシンとの呼び声が高い。
そんな中、荒削りながらも年下のチームメートのペレスは表彰台2回。
可夢偉に非難の声が上がるのも仕方ない。
ただ可夢偉自身にそれほどミスが多いわけではなく、ペレスが比較的予選で可夢偉より悪いので、戦略的にペレスはギャンブルしやすく、可夢偉はコンサバにならざるをえないだけだと思う。結果として可夢偉の結果はコンサバ、ペレスは1周目にタイヤ交換などギャンブルがうまく行った時は表彰台と。
それが今回は2番手という予選結果。
コンサバで行っても、表彰台は狙えたんですよね。
絶好調だったバトンは捕まえられなかったかもしれないが、2-3位は十分ありえた。
スタートさえ失敗しなければ、多重クラッシュにも関わらなかったはずだし。
そのスタートもエンジニアのクラッチ設定ミス。
ほとほとザウバーというチームは・・・・。
かといって、可夢偉にはザウバー以上のチームは、現時点では狙えない。
ザウバーを信頼して、強くしていかねば、次のチャンスも無い。
なかなか痛し痒しの状況で、見ていて歯がゆい可夢偉。
なんとしてもあと一歩。いいように歯車が回り始める事を祈って、次のイタリア・モンツァを見ます。